30代の転職で収入アップは可能?知らないと損をする必勝法とは?

2024.08.30
30代の転職で収入アップは可能?知らないと損をする必勝法とは?

「転職したいけど、30歳過ぎたらいい仕事なんてあるわけないよな」
あなたは年齢を言い訳にして転職を諦めていませんか?

30代での転職は厳しいと言われることもありますが、まだまだ転職を諦める年齢ではありません。

例えば30代という年齢を理由に転職を諦めたとしても、その後仕事を続けていくにつれて「やっぱり辞めたい」「もっといい仕事に転職したい」と考えてしまう可能性は十分にあります。その時は40代、50代とさらに年齢を重ねていますから、30代での転職よりさらに厳しいものになることは間違いありません。あとになって後悔するよりも、転職したいと感じた今が最も転職に適した時期と言えます。

30代での転職活動で、今までの経験と実績を活かしキャリアアップを目指していきましょう。

この記事では、30代が転職活動で成功するために押さえておきたいポイントを紹介しています。

次のようなお悩みがある方はぜひ参考にしてくださいね。

  • 30代で転職したい!スキルなしの女性でも転職成功できる?
  • 30代で未経験の業界に転職を考えている。おすすめの業界は?
  • 転職市場での30代ってどんな感じ?30代におすすめの転職サイトは?

それでは詳しく見ていきましょう。

「転職は35歳まで」は本当?厚生労働省のデータを見てみると・・・

一般論として「若くないと転職できない」「転職は35歳まで」と言う話を聞いたことがあると思いますが、それは事実なのでしょうか。

厚生労働省が発表している令和3年雇用動向調査結果の概要のなかに「入職と離職の推移」というデータがあります。

参考:厚生労働省 令和3年雇用動向調査結果の概要

もし、「転職は35歳までしかできない」と言うのであれば、入職者数と離職者数の値に乖離が見られるはずです。

しかし、データを見てみると、24歳までは入職者数が離職者数を大きく上回っていますが、25歳から59歳までの各年齢階級でほぼほぼ同率、60歳以上になると離職者数が入職者数に比べて大きくなっていきます。

つまり30代はおろか、40代でも50代でも転職はできるという事です

30代で転職した人は給料が上がる?それとも下がる?

令和3年雇用動向調査結果の「転職入職者の賃金変動状況」によると、30歳~34歳で転職した人の内、賃金が上がったという人が38.4%、35歳~39歳で転職した人の賃金が上がった人の割合は36.8%でした。

対して、賃金が下がったという人の割合は、30歳~34歳で32.4%、35歳~39歳で29.2%となっています。

  • 仕事を辞めた人とほぼ同数の人が次の仕事に就いている
  • しかも、その内4割が昇給している

そう考えると、30代での転職もそう悲観すべきものではないのかもしれませんね。

一方で、30代で転職した人の約3割が前職に比べて給料が下がっている点にも注目です。

どうせ転職するなら、「給料が下がった3割」ではなく、「給料が上がった4割」に入りたいですよね。

「30代を過ぎてからの転職で面接官に求められるもの

20代の最大の魅力は若さとポテンシャルでした。
30代は20代に比べ若さとポテンシャルの魅力は減りますが、代わりに経験という新しい魅力が加わります。

このように20代と30代では企業側から求められるものが違います。
そのことを理解せずに転職活動を進めても満足のいく結果を得ることはできません。

面接と言う最大のアピールの場を活かすために、まずは企業側から求められることを知ること。
そして自分にはどんな強みがあり、どういった貢献ができるのかを分析しましょう。

分析のための視点として、30代の面接で重要視されるポイントを3つ紹介します。

  • 即戦力として活躍できるか
  • 新しい環境になじむことはできるか
  • やる気はあるか

参考:30代の面接はここがポイント! 転職成功マルわかりガイド | マイナビ転職

即戦力として活躍できるか

30代の面接で重要視されるポイントの1つ目は、「即戦力として活躍できるか」です。

30代以降の採用において評価されるのは、20代のような若さやポテンシャルではなく「経験と実績」です。

大きなポテンシャルを秘めている人物でも、長期間の研修や教育が必要な場合は採用の対象とならないケースが増えてきます。

企業は現在募集している職務に対して、採用の時点で十分な能力、知識、経験、実績などを持っている人物を採用したいと考えています。

それに対して応募する側としては、自分の能力、知識、経験、実績などを分析して、自分の特徴だけでなくどういったことで貢献できるのかということをまとめて置き、必要な形でプレゼンテーションできるように準備する必要があります。

新しい環境になじむことができるか

30代の面接で重要視されるポイントの2つ目は「新しい環境になじむことができるか」です。

どんなに人柄や実績が素晴らしく、即戦力となれる人材であっても、もともと所属していた会社の社風や仕事のやり方から抜け出すことができず、新しい環境になじめないということがあります。

新しい環境になじむことができないと、せっかく転職したのに活躍することが難しくなってしまいますね。

面接官は質問を何度も繰り返すことで、あなたの人となりを探ろうとしてきます。
その中でコミュニケーション力や周りと打ち解けられるような明るい雰囲気の持ち主であるかどうか、前の会社に対して過度にこだわりを持っていないかどうかを見られることになります。

普段から、周囲とは明るい雰囲気で会話をすることでコミュニケーション力は鍛えられます。また、企業研究を重ね、面接を受ける会社の社風や業績、従業員の構成など、予め調べておくことで新しい環境になじむための心構えができます。

やる気はあるか

30代の面接で重要視されるポイントの3つ目は「やる気はあるか」です。

30代にもなると仕事での経験を重ねて、以前に比べると淡々と仕事をこなすことができる人が多いと思います。
しかし、面接でも年相応に落ち着いた対応をしてしまうのはやる気がないように見えてしまい、逆効果です。
面接においては、一度初心に帰り、肉体的・精神的にも限界に挑戦するぐらいの気持ちが必要です。

具体的にやる気を表現するためには、事前準備である自己分析・企業研究を綿密に行うこと必要です。
また、面接の受け答えにおいても、新卒時の面接とは違った受け答えや所作が求められますので、事前練習をしておくことが好ましいです。
そして、ここまでしっかりやっておけば、面接本番にも自信をもって臨むことができます。

「やる気」と言われると、前職での実績を前面に出しアピールしてしまう人がいます。
しかし面接官が求めているのは、そこからもう一歩深掘りして「それでわが社にはどう貢献できるか」ということです。

そこまで深掘りした受け答えができるか否かも、自己分析・企業研究がしっかり行えたかどうかにかかってきます。

「30代の転職活動の必勝法は転職エージェントを活用すること

自己分析や企業研究も、新卒の就職活動の時に経験しているかもしれませんが、改めてやろうと思うとやる気だけでは賄えない部分もありますよね。

特に自分にとっての一番の長所は何かということは、自分では気が付けないことも多いです。
なぜかというと、自分の長所は「当たり前」の中にあるからです。
自分では当たり前すぎて何とも思っていなかったことが、実は他の人からすると凄い事だったというのは、よくある話です。

では、自分で気が付くことができないならどうしたらいいかと言うと、第三者に相談することが一番です。

もし周りに相談できる相手がいなければ、転職エージェントという無料サービスを活用することをおすすめします。

転職エージェントというのは、転職支援サービスの一種で、キャリアアドバイザーと呼ばれる専門スタッフが、あなたの代わりに求人を探して提案してくれます。
また、求人を紹介してくれる前に「キャリアの棚卸し」をしてくれるところが多いです。これが自分の真の強みを発見するためのきっかけになります。

転職エージェントを活用するメリットはまだまだあります。
30代の転職活動で転職エージェントを活用するメリットを3つ紹介しますので参考にしてください。

  • 単純なスペックの一致ではない転職先探しができる
  • 面接前に詳細な情報を知ることができる
  • 履歴書の添削、面接対策もサポートしてもらえる

単純なスペックの一致ではない転職先探しができる

30代の転職で転職エージェントを活用するメリットの1つ目は「単純なスペックの一致ではない転職先探しができる」です。

転職するために求人を探すとなると、求人サイトを思い浮かべる人が多いと思います。
求人サイトには多くの求人情報が掲載されていて、検索するためのフィルター機能も充実しています。
一方、転職エージェントの場合はどうかと言うと、まずはキャリアアドバイザーのヒアリングから始まります。
そして、経験や将来的なキャリアパスなどを踏まえた上で、求人を提案してくれます。

自分で求人を探す必要がないというのもメリットですが、転職サイトだけでは出会えなかった求人に出会うことができる可能性があるというのも大きなメリットです。

面接前に詳細な情報を知ることができる

30代の転職で転職エージェントを活用するメリットの2つ目は「面接前に詳細な情報を知ることができる」です。

面接前に企業研究を入念に行っておかないと、受け答えが的外れなものになってしまう事が増えますし、内定をもらえたとしても、社風や会社の雰囲気が合わず、活躍できないという事にもなりかねません。

転職エージェントを活用することで、キャリアアドバイザーから事前に必要な情報を受け取ることができるので、自分で求人を探すときよりもミスマッチを減らすことができます。

履歴書の添削、面接対策もしてくれる

30代の転職で転職エージェントを活用するメリットの3つ目は「履歴書の添削、面接対策もしてくれる」です。

転職エージェントに登録すると、自分の魅力を効果的に相手に伝えるための履歴書の添削や面接の対策もしてくれます。
キャリアの棚卸し、自己分析、企業研究、履歴書、面接対策など、各プロセスでキャリアアドバイザーに相談することができます。
また、面接日程や待遇面などの交渉もキャリアアドバイザーが行ってくれます。

30代におすすめする転職エージェントは?

一口に転職エージェントと言っても、多くの会社が存在します。
そして、それぞれに特徴があります。

例えば、業種・事業規模に関わらず幅広く得意、特定の業種を得意、大都市圏が得意、特定の地域が専門、20代の転職が得意、30代の転職が得意、ハイキャリアが得意など様々です。

自分に合う転職エージェントを見つけるためには、複数の転職エージェントに登録することが一番ですが、連絡の頻度が多くなって煩わしく感じてしまったり、登録自体に時間が掛かってしまったりといい事ばかりではありません。
そこで、まず初めに登録しておきたい転職エージェントとして「リクルートエージェント」をお勧めします。

リクルートエージェントの魅力

リクルートエージェントの最大の魅力はあらゆる業界・職種の求人が揃っていることです。非公開求人も10万件以上あります。

あらゆる業界・職種の求人が揃っている中でも「MR・メディカル専門職」「IT・WEBエンジニア」「管理職・ハイクラス」「第二新卒」「外資系・グローバル」「Uターン・Iターン」などは専門領域に特化したサポートを受けることができます。

今までの経験を生かしてハイクラスの求人に応募したいと考えている場合でも、違う職種や業界にチャレンジしたいと思っている場合でも、転職支援実績No1のリクルートエージェントに登録しておけばOKです。

30代でこれまでの強みをアピールしつつ転職成功を目指そう

30代になってしまったからと言って転職を諦める必要はありません。

むしろこれまでの経験や実績を活かして更なる活躍が期待できる環境と収入アップを目指すのも夢があります。

しかし、20代の頃とは評価されるポイントが違うという事を理解せずに転職活動を進めてしまうと、逆に収入が下がってしまうという事にもなりかねません。

転職エージェントを上手く活用することで、転職活動がしやすくなるということを頭に入れておいてください。