借金減額シミュレーターは借金が減らせるか分かるの? 減額診断のデメリットや利用方法、注意点
借金地獄に陥っている…気付けば多重債務まみれ…そんな「借金問題」に悩んでいる人の中には、「借金を減らしたい!」と思っている人もいらっしゃると思います。
そんな方にお伝えしたいことがあります。実は「国が認めた法的救済」で借金を減額できるかもしれません!
- 本当に借金を減らせるか?
- どのくらい減るのか?
- どのような方法で減額できるのか?
知りたくないですか?
借金を減額できるかどうかを調べる方法の1つに、「借金減額診断」または「借金減額シミュレーター」と呼ばれるオンライン診断があります。
借金減額シミュレーターについて、使い方や選び方、メリット・デメリットなどについてまとめました。
借金減額シミュレーターは、借金減額が可能か診断するサービス
借金減額シミュレーター(借金減額シュミレーター・借金減額診断)は、さまざまな法律事務所が運営しているネット上のサービスです。
パソコンやスマートフォンから、24時間いつでも利用できるものが多く、無料で簡単、匿名で使えると話題に!
借金減額シミュレーターの利用方法は?診断するための項目をチェック!
借金減額シミュレーターを利用する際に必要な情報は、主に以下の項目です。
- 総負債額
- 現在までの返済期間
- 何社から借りているか
- 過去の滞納の有無
- 連絡先メールアドレスや電話番号
- 名前(匿名可)
大体こんな感じです。
自身の借金についてこれらの質問に答えるだけで、どれだけ減らすことができるかがわかります。
結果を送信できるように、メールアドレスまたは電話番号を入力するよう求められます。「減額方法」や「減額できる金額の目安」「過払い金の有無」などを受け取ることができます。
利用するにあたって「債務整理」の手続きを強制するものではないため、その後債務整理の依頼をその事務所に相談するかどうかはあなた次第です。
借金があって返済に困っているなら、まずは「借金を減らせないか?」の可能性を確認しておく価値はあると思います。無料で調べられる、しかも専門家が計算してくれるサービスを利用しない手はないのではないでしょうか。
実在する弁護士・司法書士事務所が運営している、信頼できる減額診断を利用して!
簡単な入力だけで減額できるかが分かるとか、無料でいつでも誰でも利用できるなどを考えると、なんか怪しい、危険?詐欺?と感じる人もいるかもしれません。
その場で診断結果が分かるシミュレーターでない場合は、相手の事務所からメールや電話で診断結果が来ます。
まず、どんな法律事務所のものかを最初にチェックする必要があります。サイトには運営事務所名が掲載されているので、「どの事務所の減額診断なのか?」「ちゃんと実在する事務所であるか?」をチェックしてみてください。
もし運営元が怪しい、記載がないなどの場合は、他事務所が運営する借金減額シミュレーターで診断することをおすすめします。
借金減額シミュレーターは、借金に困っている方と法律の専門家をつなげるサービスです。診断後にその事務所に債務整理を依頼したり、借金相談をするとなった際に、専門家がスムーズに進めることができるためのもの。決して怪しいサービスではありません。
借金減額診断の仕組みは?借金の相談窓口として、借金問題に困った方に専門家が出会い、借金問題解決に導くこと
弁護士事務所や司法書士事務所が、無料で借金が減らせるかどうかを診断してくれる理由は、「債務整理であなたの借金が減らせるかもしれません、そのお手伝いを自分達に相談して欲しい!」ということを伝えるためでもあります。
相談をためらう人の悩みを聞く、一種の「きっかけ」です。
借金問題があっても「いきなり弁護士や司法書士に相談するのはハードルが高い…」と感じている人も多いはず。場合によっては、誰に連絡すればよいのかさえわからないこともあるでしょう。
まずは、借金減額診断を通じて、一人一人が抱えている借金問題や返済状況を知ることができれば、大体の目安として借金減額が可能かどうかを伝える、そして借金問題解決のためにどういった策があるのかを診断後の借金相談で伝えることができます。
自分の事務所が借金問題を解決できるよ!というアピールとなります。
借金減額診断の利用者は増えている!?
借金減額診断を利用したいと思っても、「これは怪しいと思いませんか?」 「もしかして私だけ…?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
借金減額診断の利用者は増加傾向にあるようです。以下の要因が考えられます。
- 多くの人が借金を抱えている
- CMなどにより、過払い金請求の認知度向上
- 経済不況の影響で計画がズレて、借金が払えなくなった
- 収入減で住宅ローンが払えない
借金があれば、減らしたいと思うのは当然です。
「無料」で借金が減らせるかどうかが分かるならという思いで「借金減額診断」を利用するのはある意味当然と言えます。
借金問題に悩んでいる、借金返済が辛い方は、すぐに診断して減らせる可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
借金減額診断、借金減額シミュレーターを利用するデメリットとリスクとは?
借金減額診断を利用する際のデメリットやリスクが気になります。
債務整理診断を利用する場合、原則として申込者に電話やメールで結果が届きます。
とりあえず簡単に減額できる金額だけ知りたい人にとっては、電話がくる煩わしさがデメリットの一つと言えます。
とはいえ、電話がかかってきたからといって、しつこく勧誘されるわけではありません。契約するかしないかは、状況を確認する程度で、個人の自由です。
直接話すのが苦手な場合は、メールで連絡できるように事前に知らせておくことをお勧めします。
いずれにせよ、減額できることが分かった場合は、債務整理の手続きを経て、「目の前の借金問題を何とかしよう」と進んでいきます。
ご自身でも手続きは可能ですが、法律の専門家に依頼した方がスムーズです!その場合、弁護士や司法書士事務所への連絡は避けては通れない道です。
詐欺サイトで騙される可能性がある
各事業所が実施する債務削減シミュレーション。その中には、個人情報取得を目的とした詐欺サイトが混入している可能性があります。
使用してはいけない借金減額診断もあることを覚えておいてください。
診断入力段階で、職場、自宅住所、家族構成などを求められた場合は注意してください。
不正なサイトに情報を入力して送信すると、その情報が悪用される可能性があります。
「運営元」を調べてから利用することをおすすめします! 「何かがおかしい」と思ったら、その減額シミュレーターは使わないようにしましょう。あくまでも実在している弁護士事務所や司法書士事務所が運営している、そして債務整理の実績が豊富な事務所の減額診断なら信頼できますよ!
借金減額診断、減額シミュレーターの結果は絶対ではない!
債務整理診断を受ける際、取り違えないようにしないといけないことがあります。
減額できない借金があることを見落とさないで!
ご利用の借金の条件によっては、シミュレーションを行っても減額できない場合があります。
税金や養育費、国民健康保険料などは債務整理の対象外です。奨学金は債務整理の対象とはなっていますが、利息が低いため手続きしてもメリットがない場合が多いです。
シミュレーションで得られた結果はあくまでも目安!実際の減額とは幅があるかも!
借金減額診断で示される結果はあくまで目安です。必ず減額されると保証されている金額ではないですし、実際は全く減額ができないという可能性もあるため注意ください。
減額できる具体的な金額は、弁護士事務所や司法書士事務所と正式な契約を結び、手続きを行って初めて分かります。
あくまでも、「借金が減る可能性はないか?」など、感覚をつかむヒントとしてご利用ください。
借金は本当に減らせるのか借金減額にはどんな方法がある?
お金を借りているのですから、返す義務があります。では、借りる金額を減らすにはどうすればよいのでしょうか。
「借金返済を上手くやるコツは?」「借金を減らすことはできないの?」ということです。
借金の「利息」を減らす方法
低金利ローンへの「借り換え」、複数の借金をおまとめし借金一本化をする「おまとめローン」などで利息を減らすことも検討してみましょう。
借金返済で生活が苦しくなってしまう原因の一つに「利息」があります。金融機関からお金を借りると、元本と利息を合わせて返済しなければなりません。
金利はローン商品によって異なります。金利の高いローンは借りやすく、金利の低いローンは審査が厳しいため通行が難しくなります。
借金でお悩みの方は、金利の高いローンを利用している方が多く、この場合、金利の低いローンに切り替えるだけで毎月の返済が楽になります。
毎月10万円返済して、そのうち2万円が利息だとすると、元本については8万円分しか返済できていないことになります。利息を1万円に圧縮できれば、毎月の返済額を圧縮できます。
借金そのものを減らす方法
余裕があるときに、「繰り上げ返済」や「一括返済」をする。また、利息がかからない方法でお金を借りてそれを返済に臨時で充てていくなど。
債務整理で借金を減らす方法
借金辛い方への国の救済制度の一つに「債務整理」という手続きがあります。条件を満たせば借金を減額・免除することができます。
- 過払い金返還請求
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
こういった手続きがあります。
過払い金の返還請求で借金が減額できるのはなぜか?
過払いとは、過去のローン取引で過払いされた利息の金額を指します。過払い金がある場合は、正規の手続きで返還される可能性があります。
長年にわたって借金を抱えている人ほど、過払い金が発生しやすくなります。 2010 年6月18日より前に借入れ、いわゆるグレーゾーン金利が適用された場合は、過払いと見なされます。
過払い金があれば、金融機関から返還されたお金で現在の借金を相殺できる可能性があります。
借金がゼロになった後、さらに多くのお金を手に入れる人もいます。完済後にすることもできます。
借金減額診断の中には、弁護士や司法書士が「過払い金の可能性」について返答してくれるサービスもあります。その後の手続きも一括でおまかせすることができるため、大変スムーズえです。
債務整理で借金が減る理由とは?
借り換えや過払い金の返済が困難な場合でも、借金を減らす方法はあります。それが債務整理です。
「債務整理」は、借金を減らすための救済策として政府が認めた方法です。
任意整理ではどうやって借金減額するのか?
任意整理とは、裁判所を経由せず、借り手と金融機関との間で直接交渉することで、借金の返済方法を見直す債務整理の方法。利息を減らしたり、返済期間を延ばしたりすることで、無理なく返済できることを目指します。
個人再生ではどうやって借金減額するのか?
個人再生とは裁判所を介して借金減額を目指す債務整理の一つの方法です。住宅ローン返済中の家がある場合は、家を手放さなくても手続きできます。
借金の総額(元本含む)を約5分の1~10分の1に減額できる可能性があります。残りの負債は、原則として手続き後、3~5年間で返済していきます。
自己破産は借金をゼロにできる手続き!
個人再生と同様、裁判所を介して借金を減らすことを目指す債務整理の一つの方法です。一定額以上の資産をすべて手放す代わりに、借金返済の義務がなくなります。借金が0になるということです。
自己破産が認められるためには、一定の条件を満たす必要があります。
債務整理は、借金問題で困っている人を助けるために法律で定められた制度です。
債務整理は専門家の力を借りずに自力でも行うことはできますが、交渉力や知識力を必要とします。書類や裁判所が絡む場合は手続きが難しいため、弁護士や司法書士により良い方法をアドバイスしてもらいながら進めるほうが良いと思います。
債務整理のメリット・デメリットについても、専門家の視点から分かりやすく解説してくれるはずです。
また、弁護士や司法書士に債務整理を依頼することで、直接請求・取立ては即停止します。辛い取り立てや督促に悩んでいる日々から脱したい方は、専門家への依頼がおすすめです。
借金減額シミュレーターの利用は借金問題解決のための第一歩!
借金返済に困ったら、まずは家計管理の見直し、収入を増やす、借金一本化や低金利商品への借り換えを検討してみましょう。
どうしてもこれ以上返済できそうにない、という場合は、次の一歩を踏み出す必要があります。
借金を「減らす」「なしにする」という部分も検討してみることをおすすめします。
借金減額診断・借金減額シミュレーターで「借金減額できる」かどうかを、診断することからはじめてみませんか。
そして、債務整理で借金が減らせる可能性があるとわかったら、専門家に借金相談をしてみましょう。
借金相談・債務整理の相談などは、初回無料の事務所は多いです。何回でも無料という事務所もあります。
一人で抱えて悩んでいても何も解決しません。専門家に適切なアドバイスを貰いながら、あなたの借金問題を解決していきましょう。